2015年11月10日火曜日

BCIT Full-time とPart-timeの差

BCIT CST program を卒業して、そろそろ4ヶ月が経ちます。私はCSTのディプロマプログラム(準学士過程)を終えて、いまその延長線上にあるバチェラープログラム(学士過程)いるのですが、バチェラープログラムはFull-timeではなくPart-timeプログラムで受講しています。BCITのFull-timeとPart-timeの区切りは他の学校とすこし違うので、忘れる前に、その違いと、利点、欠点のメモ。気がついたら足します。

Full-time Programの特徴
一番大きな特徴としては、各プログラム、学年ごとに受講するコースが決まっていることです。なので、日本の中高のように、1年生が4クラスに分かれていて、クラスごとにスケジュールが違い、1年生の受講するコースは全部で7つ、同じものを受講すると言うような感じです。他の大学では日本の大学と同じように、自分で受講するコースをセメスターごとに選べます。高校卒業してすぐの学生が半分くらいです。2学期 制で9月から12月までのFallターム、1月から4月までのWinterターム(途中に春休みあり)に分かれています。5月はちょっとしたプロジェクトタームもありました。(コースによって区切りにはかなり差があるようです。)基本的に6, 7, 8月はお休みで、バイトしたり、インターンシップをしたり、co-opプログラムが始まったりします。インターンシップでうまくいけば、夏休み後に就職して、つづきはPart-timeに、という人もいます。

Part-time Programの特徴
Part-timeプログラムのコースはFull-timeの授業が終わった後にあるので夏以外は夜、または土曜にクラスがあります。Full-timeの夏休み中は平日の昼間に授業があることもあります。Part-timeの生徒は基本的に昼間に働いている人たで、年齢層が高めです。インターナショナルの生徒は他の大学と同じように、少なくても3コース、全ての受講コースで取れる単位を足して9 credit以上でないといけません。もし3コース、9credit以上を保持しないで卒業した場合、Post-Graduation Work Permitが発行されません。それはFull-timeの学生は休みであるSpringのセメスターも含まれるので、Part-timeの学生はFall, Winter, Springの全てのタームで3コース以上受講することになります。でも8月は1ヶ月学校が全体的にクローズになるので、実質1ヶ月くらいの夏休みがあります。昼間に授業があるのはSpringタームです。

Full-timeの利点
1. クラスメイトと仲良くなりやすい
毎日一緒にいるのでなんとなく仲良くなれます。グループプロジェクト、ペアでやる宿題などもあるので、確実に誰かとは話せる(話さなきゃいけない)感じになります。

2. だいたいの卒業時期が決まっている
どのクラスも落とさなければ、いつ卒業できるかは入学時点で確定しています。

3. Co-opプログラムがある
CSTプログラムからは志望理由と成績を提出したら、20人まで選ばれていました。

4. 学校の保険に入れる
歯科、眼科でつかえる保険に勝手に登録されます。カナダの国民保険に入ってないと使えないので注意。メガネが1セット無料で買えます。

5. U-passがもらえる
最近compass cardになりましたが、3ゾーンどこでも行き放題の月30ドルのバスパスが学費に入ってます。

6. 夏休みがある
3ヶ月の長い夏休みの間、学生ビザで働ける....はず。

Full-timeの欠点
1. Part-timeに比べて授業料が高い
Full-timeはカナディアンの約3倍、Part-timeは2.2倍です。オンラインコースなら1.25倍です。

2. コースをドロップした時、パスできなかった時のリスクが大きい
例えば、FallタームでAコースを落としてしまって、WinterタームにAコースをパスしてないと入れないBコースがあった場合、Bコースをとることができません。(Bコースをとらなくても、Full-timeの学費は全額払わないといけません)

3. 学校に一日中拘束される
基本的に8時半か9時半ごろから17時半ごろまでまばらにクラスがあります。

4. テスト期間がある
CSTプログラムは中高のように1週間のテスト期間があります。人によっては利点かも...?

5. 授業が選べない
パートタイムだと先生、コースなどを他の生徒からの口コミから選ぶことができますが、フルタイムは基本的にできません。

Part-timeの利点
1. 授業料が安い
Full-timeの欠点に書いたように、Full-timeはカナディアンの約3倍、Part-timeは2.2倍、オンラインコースなら1.25倍です。

2. クラスメイトの年齢層が高い、働いている。
年齢が高い分、カナダでのいろんな経験がある人が多いので、カナダで生活する上で参考になることを知ってる人が多いです。就職事情とか。

3. クラスメイトからの情報量が多い
各生徒、受講するコースの順番がバラバラなので他のコースの先生の評判、難易度などを聞けます。仲良くなればその人が過去にやった宿題、テストなどを見せてもらえるかもしれません。これ、とても重要です。過去問があるだけで全然成績が変わります。

4. 好きなクラス、教授を選べる
クラスメイトの意見から自分に合っているコース、好きそうなコースをなんとなく選ぶ事ができます。

5. 平日の午前中はフリー
BCITの学生で3コース以上、9クレジット以上取っている学生は国的にはFull-timeの学生としてみなされるので週に20時間まで働けます。

6. うまくスケジュールを組めばfull-timeより早く卒業できる。
Part-timeは1年に3ターム、Full-timeは1年に2タームなので、Full-timeの生徒と同じだけコースをとることができれば、Full-timeの学生より早く卒業することが可能です。
*ただし、CSTのターム1は7コースあり、Part-timeは夜間に1日1つしか授業が取れないので、FallタームとWinterタームは物理的に1タームにFull-timeの学生と同じだけのコースをとることは不可能です。(Springタームは平日昼にも授業があるので結構たくさん受講できます。)早く卒業できるかどうかはプログラムのスケジュールによります。また、人数が揃わない場合コースがキャンセルされる場合もあります。

Part-timeの欠点
1. 友達が作りづらい
みんな違うクラスをとっているし、夜のコースになるので、授業後(21:30から22:15くらい)はみんな直帰してしまって、Full-timeの学生に比べてクラスメイトと話す時間が圧倒的に少ないです。

2. スケジュールが定まらない、いつ卒業できるかわからない
BTECHプログラムの場合、1年間のだいたいのコースの予定がウェブサイトに載っていますが、すべてのプログラムで掲示されているわけではないようです。また、コースがキャンセルされる場合もあり、キャンセルされた場合次に受講できるのが1年後になる可能性があります。結果、しっかりと自分でスケジュールしないといつ卒業できるのか曖昧になってしまいます。また、1タームに3コース9クレジット以上のルールを守らないと、Full-timeの学生として認められないので、Post-Graduation Work Permitを申請したい場合は気をつけなければなりません。

3. U-passがもらえない
30ドルで3ゾーン行き放題のU-pass(現在はcompass card)はPart-timeでどれだけコースをとっていてもFull-timeの生徒としてお金を払わなければもらえません。

4. 授業が夜間のみ
基本的にFallとWinterタームは月曜から金曜まで(金曜はほとんどクラスがない)の夜間のコースになるので、1日1コースしか受講できません。つまり、1タームにつきオンラインのコースを除けば5コースしかとることができません。そして、授業が終わる時間が基本的に21時半から22時すぎなので、バスで帰宅する場合30分以上バスを待たなければいけない事があります。私のクラスでは生徒のほとんどが車で通学しています。

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